内定(内々定)獲得後の就職活動に関するアンケート
約4割は内定獲得後も就職活動を継続
承諾を1社に絞ったタイミングは「選考中の企業の、選考参加が終了したとき」が最多
「内定者と交流した後に決めた」の声も
株式会社学情(本社:東京都千代田区)は、2023年3月卒業(修了)予定の大学生・大学院生を対象に、インターネットアンケートを実施。今回は、「内定(内々定)獲得後の就職活動」に関して調査しました。「内定(内々定)」獲得後の就職活動状況は、「承諾をした上で、就職活動を継続した」22.7%、「承諾を保留した上で、就職活動を継続した」16.7%となっており、約4割は内定(内々定)獲得後も就職活動を継続していたことが分かります。就職活動を継続した理由は、「就職活動で後悔したくないから」が53.3%で最多でした。1社に絞ったタイミングは、「選考中の企業の、選考参加が終了したとき」が最多。次いで、「第一志望の企業から内定を得たとき」、「家族や友人に相談し決心がついたとき」が続きました。フリーコメントでは、「OB・OGと面談する機会をつくってもらい決めた」「家族や友人、キャリアセンターの方に相談し、考えを整理できたタイミングで承諾した」「内定者と交流し、入社後のイメージを持てたときに決めた」などの声が寄せられています。
【TOPICS】
- 約4割は内定(内々定)獲得後も就職活動を継続
- 内定(内々定)獲得後も就職活動を継続した理由は、「就職活動で後悔したくないから」が最多
- 約2割の学生は、現在も「内定(内々定)」を2社以上保有
- 内定(内々定)承諾を1社に絞ったタイミングは、「選考中の企業の、選考参加が終了したとき」が最多
【調査の背景】
企業の新卒採用ニーズが拡大し、1人で複数の内定(内々定)を獲得する学生も多くいます。学生有利の市場となりつつある今、内定(内々定)を獲得後に学生はどのような動きをしているのか調査しました。
(1) 約4割は内定(内々定)獲得後も就職活動を継続
「内定(内々定)」獲得後の就職活動について、「内定(内々定)承諾をし、就職活動を終了した」と回答した学生は、60.6%でした。「内定(内々定)承諾をした上で、就職活動を継続した」22.7%、「内定(内々定)承諾を保留した上で、就職活動を継続した」16.7%となっており、約4割は内定(内々定)獲得後も就職活動を継続していたことが分かります。
(2) 内定(内々定)獲得後も就職活動を継続した理由は、「就職活動で後悔したくないから」が最多
内定(内々定)獲得後も就職活動を継続した理由は、「就職活動で後悔したくないから」が53.3%で最多。次いで、「志望している企業の選考予定が入っていたから」51.1%、「内定(内々定)を得た企業に決めていいか分からなかったから」37.2%が続きました。就職活動を納得して終えたい、選考中の企業は最後まで受けたいという意向がうかがえます。また、「採用再開や、採用を増やす企業があり、チャレンジしたかったから」が11.7%となっており、アフターコロナを見据えて新卒採用を再開・強化する企業の動きを受け、就職活動を継続した学生も一定数いたことが分かります。
(3) 約2割の学生は、現在も「内定(内々定)」を2社以上保有
現在「内定(内々定)」を保有している社数(既に辞退した社数は含まない)について、「1社」と回答した学生は81.8%でした。「2社」12.4%をはじめ、約2割の学生は現在も2社以上の内定(内々定)を保有していることが明らかになりました。
(4) 内定(内々定)承諾を1社に絞ったタイミングは、「選考中の企業の、選考参加が終了したとき」が最多
「内定(内々定)承諾」を1社に絞ったタイミングは、「選考中の企業の、選考参加が終了したとき」が29.5%で最多。次いで、「第一志望の企業から内定を得たとき」28.6%、「家族や友人に相談し決心がついたとき」23.2%が続きました。フリーコメントでは、「OB・OGと面談する機会をつくってもらい、企業理解をより深めることができたタイミングで承諾を決めた」「家族や友人、キャリアセンターの方に相談し、自身の気持ちや考えを整理できたタイミングで承諾した」「内定者と交流し、入社後のイメージを持てたときに決めた」「辞退を先延ばしにすると企業に迷惑がかかるので、8月末までには決めようと思っていた」といった声が上がりました。
■調査概要
・調査期間:2022年8月22日~9月4日
・調査機関:株式会社学情
・調査対象:「あさがくナビ2023(ダイレクトリクルーティングサイト会員数No.1)」へのサイト来訪者
(内定(内々定)を1社以上獲得している学生が回答)
・有効回答数:348件
・調査方法:Web上でのアンケート調査
※各項目の数値は小数点第二位を四捨五入し小数点第一位までを表記しているため、択一式回答の合計が100.0%にならない場合あります。
◆本リリースの詳細は、こちらをご覧ください。
(株式会社学情/9月14日発表・同社プレスリリースより転載)