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「新卒採用」の注目ニュース

2024年卒採用 内定動向/2025年卒 採用計画調査 (2023年10月)

[2023.10.24]

株式会社ディスコ(本社:東京都文京区、代表取締役社長:新留正朗)は、全国の主要企業16,318社を対象に、正式内定解禁を迎えるタイミングでの採用活動の進捗や24卒採用の内定充足状況、25年卒者の採用などについて、予定や方針など尋ねました。(調査時期:2023年9月27日 ~ 10月5日、回答社数:1,238社)

< 内 容 >
Ⅰ.2024年3月卒業予定者の採用
1.選考終了状況 
2024 年 3 月卒業予定者の採用選考を「終了した」企業は全体の 45.6%。前年同期調査(47.7%)を 2.1 ポイント下回り、正式内定を迎えるタイミングでの終了率は 3 年連続で低下した。早期化が進行し面接開始や内定出しのタイミングは早まったが、採用数の増加で思うように内定者を確保できず、採用活動を終了できない企業が増えたようだ。コロナ禍前の売り手市場の頃よりも採用継続企業の割合は多い。
これを従業員規模別に見ると、規模が大きくなるにつれ終了率は高まるが、いずれの規模も半数を下回る。
業界別では濃淡が見られ、最も終了率が高い「金融」は約 6 割が採用選考を終了したと回答(59.0%)。「IT」も過半数が終了している(56.5%)。いずれも前年同期を 5 ポイント以上、上回る。一方、最も低い「サービス業」は 3 割台と(39.7%)遅れが目立つ。
採用選考を「終了していない」企業(全体の 54.4%)のうち、「当初の予定通りに進行している」という企業は前年と同じく約 3 割で(29.8%)、計画に反して採用活動を継続している企業が今年も多数に上ることが確認できる。

2.内定者充足率と今後の方針
採用予定数に対する内定者の割合、いわゆる「充足率」の平均は 67.9%。7 月調査(54.5%)から 3 カ月間の伸びは 13.4 ポイントにとどまり、終了率同様に前年同期を下回った。
従業員規模が大きくなるにつれ充足率も上がるが、大手企業でも 7 割台(78.1%)、中小企業では約 6 割にとどまっている(59.9%)。業界別では「IT」が唯一 8 割を超えている(82.2%)。
未充足部分に対する今後の方針については、「学生の質よりも、採用人数の確保を優先」という回答が年々増加し、「質より量」のスタンスをとらざるを得ない企業が増えている様子が見て取れる。ただ「人数の確保よりも学生の質を優先」が 7 割強(72.7%)で、未充足企業の大半が質優先の姿勢を示している。

3.内定者に対する満足度
「質・量ともに満足」が減少し満足度は低下。特に量への不満が目立つ

4.内定辞退の増減 
前年度よりも内定辞退者が「増えた」36.5%、「減った」19.7%

5.内定期間中のフォロー
「懇親会」「社内や施設などの見学会」が前年調査より増加。対面回帰の動き

6.エントリーシート作成時の生成AI利用への考え 
ES作成に生成AI利用「賛成」16.5%、「反対」61.1%。

Ⅱ.2025年3月卒業予定者の採用
1.採用予定数と予算
ここからは 2025 年 3 月卒者の採用計画に関する調査結果を紹介したい。
2025 年卒者の採用見込みについて尋ねたところ、5 割強(56.5%)が「今年度(24 年卒)並み」と回答。「増える見込み」21.7%に対し「減る見込み」は 4.1%で、「増加」が「減少」を大きく上回る。企業の採用意欲は引き続き高い状態が維持される見込みだ。従業員 1000 人以上の大企業においては 3 割超が「増える見込み」と回答した(31.8%)。
採用予算も、「増える見込み」(36.1%)が「減る見込み」(8.2%)を大幅に上回る。

2.採用活動の開始予定時期
年内の面接開始を予定する企業が全体の2割強。内定出し開始のピークは3月の見込み

3.採用で注力したいこと
「インターンシップ等の実施・見直し」が最多。定義の見直しも影響か

Ⅲ.インターンシップ等のプログラム(※)
1.プログラム実施状況 
今年度からインターンシップの新定義が適用されたが、インターンシップやオープン・カンパニー等の実施状況について、時期別に尋ねた。夏季と冬季の実施率が高く、ともに約 7 割(71.0%、70.0%)。夏季、秋季は年々実施率が増加しているが、とりわけ夏季の伸びが顕著(前年比 12.4 ポイント増)。
実施プログラムを時期別に見てみる。どの時期においても「タイプ1:オープン・カンパニー」が圧倒的に多く、夏季は 7 割近くに上る(67.9%)。「タイプ3-①:汎用的能力活用型インターンシップ」は、夏の実施が最も多く、学業に配慮し、長期休暇に合わせて実施されたことがうかがえる。秋季・冬季は、調査時点で未定の企業も少なくない。

2.夏季プログラムの満足度
夏季実施企業の満足度は年々低下。応募者(参加者)の減少が顕著


《 調査概要 》※インターンシップに限定せず、1日以内のプログラム等も含めて尋ねました
調査対象 : 全国の主要企業 16,318社
調査時期 : 2023年9月27日 ~ 10月5日
調査方法 : インターネット調査法
回答社数 : 1,238社

 

◆本リリースの詳細は、こちらをご覧ください。

( 株式会社ディスコ / 10月23日発表・同社プレスリリースより転載)

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