毎日コミュニケーションズ
2012年卒マイコミ学生就職モニター調査 10月の活動状況
2010年11月11日
株式会社毎日コミュニケーションズ
毎日コミュニケーションズ <以下、マイコミ>(東京都千代田区、中川信行・社長)は、2012年卒業予定の学生を対象とした「2012年卒マイコミ学生就職モニター調査 10月の活動状況」の結果を発表しました。概要は以下の通りです。
【 TOPICS 】
日本経済の先行き不透明感や厳しい新卒雇用環境が続く中、2012年卒業予定学生の就職活動が始まった。10月の段階で、企業へのエントリー割合、平均エントリー社数は前年比で増加傾向にあるが、自己分析や各種(業界、仕事、職種)研究の進捗状況は前年に比べてやや鈍い動き出しとなった。先輩と比較した自分たちの就職活動環境については、「変わらない」と予想する回答が前年同月比で23.2pt増加した一方、「かなり厳しくなる」+「多少厳しくなる」と前年よりも更に厳しくなることを予想する回答が26.5pt減少し、2012年卒の学生は、先輩達の困難な活動状況を目の当たりにし、厳しい雇用環境を想定しながらも、焦ることなく冷静に活動を始めているようだ。
<調査結果の概要>_
■ 活動状況は11年卒に比べ、エントリーや合同企業説明会を除きやや遅れ気味
10月の活動状況に関しては、「企業にエントリーした」との回答は微増し、「合同企業説明会に参加した」との回答は、10月前半では前年比17.9pt増の42.8%となり、10月前半の伸びが顕著に見られた。一方で、「業界研究」「企業研究」「仕事(職種)研究」「自己分析」をした学生の割合は前年より減少した。「企業からエントリーシートを取り寄せた」「企業にエントリーシートを提出した」との回答については、10月前後半合わせて前年比10pt以上減少し、12年卒学生の活動状況は11年卒に比べ、エントリーや合同企業説明会を除き、やや遅れ気味であることがわかった。
■ 先輩と比較した自分達の就職活動環境は「変わらない」
内定を取る自信は、「大いにある」+「少しある」と回答した割合が前年同月比5.2pt増加し、41.7%となった。理由として「今まで他人より努力してきた」「準備がしっかり出来ている」「気持ちで負けたくない」など前向きな回答が多く見られた。また、「先輩と比較して自分達の就職活動はどうなるか」を聞いたところ、「変わらない」が前年同月比23.2pt増の48.0%と大幅に増加した。先輩達の困難な活動状況を垣間見て、依然厳しいと感じている学生が多数だが、「いつの時代でも結局は自分次第」との冷静な回答も多く寄せられた。
■ 大手企業志向が過半数を下回り、2年連続で減少
学生の企業志向については、「絶対に大手企業が良い」+「自分のやりたいことであれば大手企業が良い」と回答した学生の割合が前年同月比で4.2pt減少し、48.4%と過半数を割り込む一方、「やりがいのある仕事であれば中堅・中小企業でも良い」+「中堅・中小企業が良い」との回答が前年同月比3.6pt増加し、46.9%となった。大手企業志向は11年卒学生の調査から2年連続で減少していることがわかった。この質問に関連して、「企業選択の際重視すること」については、「社風が良い」が前年同月比8.3pt増の66.2%で最も高い割合を示し、続いて「安定している」が2.0pt減少したものの57.2%と高水準を保った。また、「福利厚生制度が充実している」が10.7 pt増の50.3%、「給与・待遇が良い」が5.1pt増の47.7%となり、待遇に関する回答が上昇した。
<参考> インターンシップについて
■ インターンシップ参加率・平均参加社数が高止まり傾向
インターンシップに参加した割合は、前年と同じ48.7%と、2003年卒より常に右肩上がりだった参加率が今年で高止まる結果となった。文理男女別に回答結果を見ると、文系女子の参加率が最も高い58.0%で、女子は文理いずれも増加したが、男子はいずれも減少した。
【 2012年卒 マイコミ学生就職モニター調査 概要 】
※1989年からモニターアンケートを実施
調査内容 | /就職活動状況の定点調査 |
調査方法 | /Web上のアンケートフォームより入力 |
調査期間 | /2010年10月28日~2010年10月31日まで |
調査対象 |
2012年卒業予定の全国の大学3年生及び院1年生 モニター3,188名 有効回答率49.2% 回答数1,569名 (文系男子336名、理系男子390名、文系女子483名、理系女子360名) |
◆ 本リリースの詳細はこちらをご覧下さい。
毎日コミュニケーションズ http://www.mycom.co.jp/ /同社プレスリリースより抜粋・11月11日