平成22年度大学等卒業予定者の就職内定状況調査(平成22年10月1日現在)について
~大学卒業予定者の内定率は過去最低の水準~
平成22年11月16日
厚生労働省
厚生労働省及び文部科学省では、平成23年3月大学等卒業予定者の就職内定状況等を共同で調査し、このほど平成22年10月1日現在の状況を取りまとめました。その概要は次のとおりです。
(1) 大学の就職内定率は57.6%で前年同期を4.9ポイント下回る(就職内定率は平成8年度の調査開始以来過去最低の水準)。男女別にみると、男子は59.5%(前年同期を3.8ポイント下回る)、女子は55.3%(前年同期を6.3ポイント下回る)。
(2) 短期大学の就職内定率(女子学生のみ)は22.5%で、前年同期を6.5ポイント下回る。
(3) 高等専門学校の就職内定率(男子学生のみ)は93.8%で前年同期を0.9ポイント下回る。
(4) 専修学校(専門課程)の就職内定率は37.9%で前年同期を5.5ポイント下回る。
【大学等卒業者に対する就職支援の強化】
厚生労働省では、「新成長戦略実現に向けた3段構えの経済対策」(平成22年9月10日閣議決定)に基づき新卒応援ハローワークを全国55カ所に設置するとともに、大卒就職ジョブサポーターの大幅な増員を行い、新規学卒者、大学等及び企業に対しよりきめ細かな支援を開始しました(別添1~4)。なお、今般の調査結果を受けた細川厚生労働大臣から労働局長への緊急指示(別添5)に基づき、さらに次の取組を強化し、大学等卒業者が1日でも早く就職できるよう支援を実施します。
○ 本日から12月15日までを集中取組期間とし、大卒就職ジョブサポーター等により、新規学校卒業者のための徹底した求人開拓の実施
○ 大卒就職ジョブサポーターが担当する大学等と連携し、大学等のニーズに応じ、大学への出張相談等を積極的かつ迅速に実施
○ 就職面接会を現在計画中のものに追加、平成22年12月から23年2月に集中的に実施(現時点で計画されているものは別添6)
○ これら取組を徹底するために、明日17日に緊急全国職業安定課長会議を開催
なお、文部科学省ではキャリアカウンセラーの増員など大学等における就職相談体制の強化を実施することとしており、厚生労働省と文部科学省の連携をさらに強めてまいります。
厚生労働省 http://www.mhlw.go.jp//報道発表資料より抜粋・11月16日