イオン、外国人採用を過去最多の1500名に。
日本本社にも順次登用し、幹部候補として育成
[2013.02.05]
イオン株式会社(千葉市・美浜区)は2013年度外国人採用で、過去最多となる1500名を採用すると発表した。同社は14年度に中国で大型商業施設を10ヵ所開くほか、ベトナム、カンボジア、インドネシアの3ヵ国にも進出するなど、事業の「アジアシフト」を掲げているため、採用は中国と東南アジアが中心になるという。
従来との違いは、これまで主に現地の店舗運営として配属していた外国人従業員を幹部候補として採用・育成すること。日本本社にも順次登用し、日本本社の正社員(約440人)に占める外国人比率を現状の1割弱から20年度に5割に高める方針。(日本経済新聞)
グローバル採用が加速しているが、外国人には日本企業ならではの慣習や制度になじめなかったり、抵抗感があったりすることも考えられる。受け入れる日本企業側には制度の変更など、外国人従業員の定着のために従来とは違う柔軟な対応が求められそうだ。
『日本の人事部』編集部